稲毛民間航空記念館とは、千葉県千葉市美浜区稲毛海浜公園にある展示館である。その昔海岸にあった干潟に民間飛行場があり、当時使用していた奈良原式4号機鳳号の復元機等を展示している。鳳号は所沢飛行場で 1912年に初飛行したそうだ。展示機体は 1987年に 80% のスケールで製作され、大利根飛行場で飛行した旨説明があった。エンジンはレプリカだそうである。全幅は、上翼が 11.40m、下翼が 9.30m、全長が 7.00m である。
黄色の翼は文部省式1型初等滑空機、いわゆるプライマリーグライダーである。これは 1943年に中学生のクラブ活動に使用されていたそうだ。全幅 10.3m、全長 5.54m の機体をショックコードを用いて飛行させる説明があった。
YS-11 は言わずと知れた戦後初の国産旅客機である。ここでは小さな模型と実物のプロペラが展示されていた。プロペラは英国ダウティ・ロートル社製の金属製4枚羽根で油圧式自動可変ピッチ付である旨説明があった。
見学後、東京湾アクアラインの海ほたるへ渡った。写真は千葉県側を眺めたものである。ここからは羽田空港に着陸する旅客機がよく見える。