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ヒストリーガレージ 2015/7/5(日)

Mapion Kashmir3D ヒストリーガレージ入り口

ヒストリーガレージとは、トヨタの所有するメガウェブというテーマパークの中にある車の博物館である。トヨタ車以外にも国内外の車が展示してある。首都高速湾岸線有明ICから5分で指定の駐車場に到着した。車の展示は主に2Fがメインだが、1Fや中庭にも展示してある。

Mapion Kashmir3D トヨタ セリカ TA27型

いわゆるスペシャリティカーのはしりである TA27型 トヨタ セリカ 1600GT LB である。ダルマセリカと呼ばれ、そのふくよかなボディラインは今見ても美しい。編者が小学生の頃、幼馴染の母親が乗っていたこと(ただし、ノッチバックだったような)を思い出す。ナンバープレートは製造年月を表すようだ。これは 1974年モデルである。

Mapion Kashmir3D トヨタ カローラレビン AE86型

最後の FRライトウェイトスポーツ AE86型 トヨタ カローラレビンである。低排気量車が軒並み FF に変わりつつある頃に、2ドアのスポーツモデルは FR として登場した。セダンは FF であったが、レビンは前モデルの TE71型 の足周りを流用して FR のままで、エンジンは新設計の 4A-G型を搭載していたのが特徴である。この後の AE92型から FF となって FR は消滅した。編者が日立に引越した1990年代後半から某漫画の影響で人気が出て、これを記している 2016年現在でも綺麗な個体を良く見掛ける。これは 1983年モデルである。

Mapion Kashmir3D フォルクスワーゲン ビートルタイプⅠ

フォルクスワーゲン ビートルタイプⅠである。ドイツのいわゆる国民車として開発されたが、当初は軍需用として生産され、第二次世界大戦後に民生用として生産されるようになったという。ビートルとは愛称で正式な車名ではない。編者が小学生の頃に○○色のビートルを見たら△△、といった遊びが流行ったことを思い出す。これは 1957年モデルである。

Mapion Kashmir3D 日産 フェアレディZ432 PS30型

日産 フェアレディZ432 PS30型である。フェアレディZ は高度成長期末期の日本を代表するスポーツカーと言えるだろう。更にこれはレーシングカーの R380 に搭載された S20型エンジンをデチューンしたエンジンを搭載したモデルである。直列6気筒エンジン搭載による、いわゆるロングノーズ、ショートデッキのスタイルは当時のスポーツカーのお手本通りである。海外では日産よりも DATSUN として名前が知られる。これは 1971年モデルである。

Mapion Kashmir3D マツダ コスモスポーツ L10B型

マツダ コスモスポーツ L10B型である。量産型ロータリーエンジンを初めて搭載したスポーツカーとして知られている。編者にとってロータリーとは SA22C型 RX-7 の方が印象が強く、この車を直に見た記憶はほとんど無いが、特撮ドラマ「帰ってきたウルトラマン」に登場したことが思い出される。この近未来型の流麗なボディ形状も当時はさぞかし話題になったであろう。これは 1971年モデルである。

Mapion Kashmir3D トヨタ ソアラ MZ11型

トヨタ ソアラ MZ11型である。編者が高校生の頃、車に興味を持ち出した頃に発売されたスペシャリティカーで、トヨタの誇る先端技術を結集したモデルである。腕時計にいわゆるデジタル表示が流行り始めた当時、インストルメント・パネルにデジタルメーターを採用したのが話題となった。2.8L の直列6気筒 DOHC エンジンがあこがれだった。これは 1981年モデルである。

Mapion Kashmir3D 日産 スカイライン KPGC10型

日産 スカイライン KPGC10型である。いわゆる羊の皮を被った狼と言われる平凡なボディにレース用のエンジンをデチューンした S20型を搭載したモデルである。平凡とは言うものの、オーバーフェンダーやリアウィングが装着され猛々しい。レーシングドライバー高橋国光氏の駆った箱スカとして有名である。これは 1970年モデルである。

Mapion Kashmir3D ジャガー Eタイプ

ジャガー Eタイプである。イギリスを代表するスポーツカーの一つである。展示車両はカウルを上げていたので、4.2L 直列6気筒 DOHC エンジンを見ることが出来た。現代の隙間の無いエンジンルームに比べてかなりゆったりしている。記憶よりもトランクスペースが長く感じた。コンピュータシミュレーションの無い時代にこれだけ美しい曲面ボディを成型するのは職人の腕の見せ所だったろう。これは 1967年モデルである。

Mapion Kashmir3D ホンダ S800 AS800型

ホンダ S800 AS800型である。60年代の日本を代表するスポーツカーである。動力伝達にチェーンを使用する珍しいモデルで、ダミーとされるボンネット上のバルジが時代を感じる。次に紹介するトヨタ スポーツ800 とは対照的に、如何にもスポーツカーらしいスマートな造形にホンダらしさを感じる。これは 1966年モデルである。

Mapion Kashmir3D トヨタ スポーツ800 UP15型

トヨタ スポーツ800 UP15型である。空冷水平対向2気筒エンジンを搭載したコンパクト大衆車、パブリカのエンジンと車体を流用する小さなスポーツカーである。先の S800 とライバル関係にあったらしいが、専用設計ではなく大衆車をベースとするあたり、いかにもトヨタらしいと言える。それでもオープンタイプではなく、タルガトップとしたり、ヘッドライトの造形にデザイナーの苦労が伺える。スポーツカーを自称しながらも獰猛というよりも可愛らしいボディ形状である。これは 1965年モデルである。

Mapion Kashmir3D スバル 360

スバル 360である。4人乗りの軽自動車の名車と名高い「てんとう虫」である。このボディデザインはフォルクスワーゲン ビートルタイプⅠ を意識しており、とてもかわいらしい。残念ながら、この車を見た記憶はほとんど無い。これは 1966年モデルである。

Mapion Kashmir3D デロリアン DMC-12

デロリアン DMC-12である。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するタイムマシンとして広く知られた車で、ボディデザインは鬼才ジウジアーロだそうだ。外装は無塗装ステンレスでヘアーライン仕上げが特徴である。その質感は独特で重厚そうな印象を受けた。

Mapion Kashmir3D いすゞ 117クーペ

いすゞ 117クーペである。先に紹介したデロリアンと同じジウジアーロがデザインしたが、直線基調のデロリアンと異なり、その美しい曲面ボディに特徴がある。後期には角目4灯だったが、これは丸目4灯である。これは 1971年モデルである。