2014年に行った魔方陣スーパーカーミュージアムに再び出掛けた。展示車両も入れ替えているようだ。
ケーターハム スーパー7 である。元々ロータス製だったセブンは市販車では珍しいオープンホイールが特徴で、楽しく走ることだけを追求した車である。ケーターハムはロータスの代理店だったが、生産権を受け継いで今に至る。たまに峠道で見掛けるが、ある意味バイクよりも潔く実用性を放棄した乗り物だと思う。
ランチア デルタである。平凡な5ドアハッチバックのしかしジウジアーロデザインのボディは直線基調だが、ブリスターフェンダーやリアウィングによって凄みを増している。HF インテグラーレというモデルだと思うが、細かい仕様の違いは編者には分からない。いわゆるスーパーカーのような如何にものスタイリングの車よりも、量産車の平凡な見掛けの車の方が編者の好みである。
ポルシェ 959 である。RR で有名なポルシェには珍しい AWD が特徴で、F1ドライバーだったジャッキー・イクスがこのモデルでパリダカールラリーに出場したこともある。展示車両は量産前の 85年式スポーツバージョンで、世界で初めて最高速度実測 300km/h を越えた量産車であると説明があった。
ポルシェ 930ターボ ケーニッヒ仕様である。ケーニッヒはドイツのチューニングメーカーであり、その派手な外装で有名である。この 930ターボもオリジナルより更に巨大なリアウィングが装着されており、黒と赤のツートーンが不気味さを増している。