前日の夜に日立でも雨が降り、山間部では積雪が予想された。集合時間の 8:30 に日立では快晴だったが、R349 を北上すると里美村のあたりでポツリポツリと雨が降り始めた。明神峠を越えると風がいっそう冷たくなり路面も濡れたままだった。東館のコンビニエンスストアで休憩していると雨に雪が混じるようになってきた。進行方向を見上げると雪雲のようであったが、青い空が見える部分もあった。
真名畑の集落の道路にはうっすら積雪しており、油断するとタイヤが滑った。沢沿いの道はほとんど新雪のまま。この辺りでは雪が舞っていた。周りの山の木々には雪がうっすら積っていた。
昨年昼食を食べたあたりでは左の写真のようにかなり雪が深くなっていた。よくよく観察すると前日の積雪の下はカチカチに凍り付いていた。とりあえずチェーンは巻かずに登れるところまで登ってみようということになった。しかし、編者はここをスタート直後いきなり登れなくなってしまう。ギャロップ店長は WR250F でリアを左右に振りながらもグイグイ登っていく。CRM250 の M氏は特に派手さはなくスムースに登っている。TW225 の S氏は後方で苦労しているようだ。編者は時にバイクを押しながらも先行する2台を追う。その轍はほとんど滑った様子もない。悔しい思いをしながら登っていくと先行する2台が見える右の写真の場所で登れなくなってしまった。
ギャロップ店長は S氏を探しに、編者は後輪にチェーンを巻いて更に登る事にした。今までの苦労が嘘のようにグリップするが、場所によってはいきなり後輪が滑り出す。日陰の部分は新雪の下は凍結していたようだ。ここまで登ったと証拠写真を撮って引き返す。
すると S氏はそこらへんの蔓を後輪に巻き付けているではないか。走ってみると、これでも充分グリップが増したようだ。ただ、適当に蔓を縛り付けただけなのですぐにほどけてしまったそうだ。この後昼食を摂って帰路に着いた。