那須テディベア・ミュージアムとは、テディベアの様々なぬいぐるみを展示している那須にある博物館である。そこで「となりのトトロぬいぐるみ展」という企画展を実施していた。1F はテディベアの常設展用で、この企画展は 2F で実施しており、階段を上がると写真のようにネコバスがお出迎えしてくれた。1F とは異なり色々なジオラマが展示されていて、写真は森の中でメイが小トトロと中トトロを追いかけているシーンのジオラマである。
ジオラマだけではなく、3mを超える大きなトトロが展示されており、ここは親子連れで写真撮影する人気の場所だった。
魔方陣スーパーカーミュージアムとは栃木県栃木市にある旧栃木駅舎を利用したいわゆるスーパーカーを展示した博物館である。東北道栃木IC を降りて、総合運動公園に向かうと直ぐに到着した。
写真左からランボルギーニ ミウラ P400、ミウラ P400SV、カウンタック LP400 である。ミウラは生産台数も少なく、貴重な個体が2台も展示してあるという贅沢さである。当時ですら幻の名車と言われていたと思う。スーパーカーブーム当時小学生だった編者は公道を走るカウンタックを一度だけ見たことがあり、現物を目の前にして感慨深かった。
写真左から、フェラーリ ディノ246GT と 512BB である。前者は V型12気筒エンジンを搭載するのが当たり前だったフェラーリの中でも、異色かつ唯一の V型6気筒エンジンを搭載する車である。後者はスーパーカーブームを代表する車であり、当時カウンタックと人気を二分していた。スーパーカーならリトラクタブルライト装備が当たり前という位、当時は流行っていた。
BMW と言えば、丸目4灯にキドニーグリルのセダンというイメージが強いのだが、これは珍しいリトラクタブルヘッドライト、エンジンはミッドシップ、クーペスタイルという M1 である。今見ると、ロータス エスプリに似ている。ドイツ車は他にポルシェ 959 と 930ターボが展示してあった。
元祖ライトウェイトスポーツのロータス ヨーロッパはスーパーカーブームの火付け役である漫画の影響のためかスーパーカーと呼ばれるが、小排気量故に出力は大したことは無いので、動力性能は見劣りがする。しかしながら、ミッドシップに搭載されたエンジンと凝った足周りによって運動性能は素晴らしいに違いない。
編者の生まれた頃はスポーツカーと言えばイタリヤ車というよりはイギリス車という時代で、その時期を代表する名車ジャガー Eタイプである。伸びやかなロングノーズが美しい。
日本を代表するスーパーカーと言えば、トヨタ 2000GT であろう。小学生の頃、社会見学でトヨタの工場に行った時、200GT の模型をもらったことを思い出す。ヤマハ・コミュニケーションプラザにも展示してあった。
日産フェアレディZ はスーパーカーというよりグランドツーリングカーという気がする。ロングノーズショートデッキのスタイルはジャガーを意識している。
KPGC10型、初代日産スカイライン GT-R は、4ドアセダンを2ドアクーペにして、直列6気筒エンジンを搭載した元祖「羊の皮を被った狼」である。本車に搭載された S20系エンジンは名機との評判が高い。
乗用車から撤退して久しいいすゞの往年の名車、ベレット GT typeR である。この車が誕生したのは編者の生まれる前であり、この後継車であるジェミニの方が記憶にある。ベレG と言えば、このオレンジ色に黒色ボンネット、フォグランプという印象が強い。
ここに掲載した写真以外にも多くの希少車が展示されている。車好きな方は一日楽しめる博物館であろう。