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河口湖自動車博物館・飛行舘 2015/8/1(土)

河口湖自動車博物館・飛行舘は富士山の北側、富士スバルライン入り口の手前にある自動車と航空機の博物館である。8月しか開館せず、携帯電話でしか撮影できない。

GeoHack Kashmir3D 零式艦上戦闘機 52型 中島飛行機製 1493号機 GeoHack Kashmir3D 零式艦上戦闘機 21型 中島飛行機製 91518号機

まず、飛行館から見学した。これらは三菱重工業製ではなく、ライセンス生産の中島飛行機製の零式艦上戦闘機 52型と 21型である。特に 21型は世界で唯一の復元機らしい。写真は無いが、外板の無い骨組みだけの 21型の機体も展示してあった。

GeoHack Kashmir3D 一式陸上攻撃機 22型 三菱製 12017号機

一式陸上攻撃機 22型である。これは胴体部分しかない。その葉巻型の胴体形状と、防弾装備が無く被弾すると直ぐ炎上したことから、ワンショットライターを呼ばれていたと言われる。松本零士氏の漫画「スタンレーの魔女」で、主人公がこの機体を操縦してスタンレー山脈を越えた喜びで振り返った時に、搭乗者の居ない機内を吹き抜ける風の音が印象的だった。想像したよりもずっと小さい機体だった。

他、アツタエンジン、誉エンジン等展示してあった。

GeoHack Kashmir3D ノースアメリカンF-86Fブルーインパルス仕様 機体番号02-7960

ブルーインパルス仕様の F-86F である。屋外展示のせいか、少々薄汚れていたのが残念であった。同じスペースにロッキード T-33 ジェット練習機、T-6 の胴体も展示してあった。F-86F の機体番号は 02-7960、T-33 の機体番号下3桁は639 であった。

次に自動車博物館を見学した。印象深い車種のみ記す。

GeoHack Kashmir3D ポルシェ 356A

大戦後にポルシェが初めて開発したスポーツカーの 356A である。見慣れた 911シリーズよりも落ち着いた雰囲気が感じられるのは、盛り上がったボンネット、リア周りの造形の違いのためだろうか。911系の獰猛な印象は無く、むしろ可愛らしささえ感じるボディ形状である。

GeoHack Kashmir3D アルピーヌ A110

その滑らかな曲面で構成された造形が特徴のアルピーヌ A110である。リアエンジンリアドライブ、FRP ボディが特徴で、雪のモンテカルロラリーを制したことで有名である。リアフェンダーに張られたルノーのロゴが今とは異なる。2017年にこの車体をモチーフにした市販モデルの登場が予定されている。

GeoHack Kashmir3D ランチア ラリー037

グループB 狂気の四輪駆動時代の前にミッドシップエンジンリアドライブで登場したランチア ラリー037 である。ベースとなったベータ・モンテカルロの面影がリアクォーターパネルとボンネットに残っているだけで、まるで別物である。リアウィンドウから見えるエンジンルーム、オリジナルよりはるかに張り出したフェンダー、バンパーに開いた多くのスリットが如何にもホモロゲーションモデルらしい。