ブーツ
- alpinestars Tech4ED修理
alpinestars のオフロードブーツの中でも Tech4ED は足首を動かしやすく、林道ツーリング主体の編者には最適なブーツである(記述した2007年7月では現行モデルではない)。写真のように脛の上で止めるバックルの金属部品が破断した。alpinestars は修理を請け負うメーカーであるが、WWW上で検索してみると、MTXR というブーツ修理専門ショップがあることが分かった。
掲示板で質問してみると、この部品(バックルベース)の在庫はあるので即修理可能とのことだったので、修理を依頼した。写真のようにきれいに部品が交換されている。この部分だと縫製を一旦ほどき、バックルベースをリベット止めし、再度縫い直す必要がある。部品代を含んで一箇所2100円(税込)の交換工賃だった。
alpinestars の EDソールは独特のパターンであり、MTXR には純正のソールの在庫もあるとのことだった。以前よりエンデューロソールとして有名なビブラム製のソールを試したいと考えており、磨り減っていたこともあって、ビブラム製ソールへの交換とトゥープレートの交換も同時に依頼した。写真のようにまるで純正部品かのように装着されている。いろいろ調べてみると、ガード性の優れたモトクロス用ブーツにエンデューロソール、逆に動き優先のエンデューロ用ブーツにモトクロス用ソールというような需要が結構あるようだ。
ショップへブーツの送付から、修理が終わりブーツの返却まで一週間で完了した。輸送の時間を考えると驚異的なスピードで修理と交換が完了している。プラスチックパーツの痛み具合から考えると、このブーツの寿命もそう長くないと思われるが、バックルベースの修理、ソールの張替えによって、もう少し使い続けることができそうである。
- alpinestars Tech4ED修理
メンテナンス用品
- ヨシムラ ステンマジック
中古で購入した SRX400 はステンレス製エキゾーストパイプが結構錆びており、この錆を取り除くために購入した。噂には聞いていたが効果は絶大で、見る見るうちに錆が取れていった。液性は酸性なので、手袋を着用した方が良い。こつとしては、極少量で充分錆は取れるのでつけすぎないこと、研磨後は水などで良く洗い流すこと、である。表面に残っているとまだらに焼けてしまい、かなりみっともないことになる。使用後に、次項で述べるメタルコンパウンドで仕上げるとよりいっそう美しい輝きになる。
- WAKO'S メタルコンパウンド
あらゆる金属を磨くのに優れたコンパウンドである。伸びが良いので使い易い。やはり SRX400 のステンレス、アルミニウム合金、めっき部品を研磨するのに使用した。ちょっとした擦り傷なら充分消えてしまうだろう。もちろん研磨剤であるから磨き過ぎは禁物だし、クリアがかけてあるところは使用を控えた方がよい。
- 花咲かG
ファクトリー・ミルウォーキー製のツヤ出し剤。あやしげな絵柄のパッケージが実にいい味を出しているが、ちょっとした傷も取れるし、ワックスの機能もあり、プラスチックも磨けるから便利である。タンク、シートカウル等を磨くのに使っている。車の場合はボディほとんどが塗装面であるからワックスを使用すれば良いが、バイクの場合は塗装面はタンクだけでその他プラスチック製のカウル、ステンレスやアルミニウム合金の地肌、めっき部品等多種多様にわたるので(特にSRXのようなバイク)、これ一つで一通り磨けるのは有り難い。
- モータウン モーターサイクル用シート クリーナー
モータウンはバイク用の各種ケミカルを販売しているが、どれも容量が少なめで安価なのが特徴である。これはバイクのシート用のクリーナーで表面のシボに染み込んだ様な汚れも綺麗に落ちる。オフロードバイクでは泥汚れが付き易く勿論これにも効果がある。
- モータウン アルミニュームラストリムーバー
バイクにはアルミニウム合金の部品が多く、油断するとすぐに表面に白い腐食物が付いてしまう。アルミニウムは軟らかいだけに研磨紙などで磨くわけにはいかない。昔から、アルミニウム用の錆取りはあったが、どれも容量が多く高価であった。編者はTT250R のアルミニウム合金ボディーのマフラーの磨きに使用した。これを布に付けて磨けば、安価な割りに驚くほど簡単に錆が落ちる。更につやも出る。
- モータウン ステンレスマフラーポリッシュ
ステンレス製エキゾーストパイプの錆取りといえば、ステンマジックが有名だが、液性が酸性のため、取り扱いに注意が必要である。この製品は液性が中性のため、取り扱いが楽だが、若干その性能は落ちる。しかし、軽いヤケくらいなら容易に落ちる。中性とはいうものの素手で取り扱うと肌荒れするので、使用時には手袋の着用を勧める。
- KURE シリコンスプレー
これは無溶剤タイプの潤滑剤である。無溶剤であるので、ゴムや樹脂への悪影響は少ないと思う。水洗い後のフレーム各部、フェンダー裏等に吹いておくと、表面に皮膜を形成するので錆び止めや泥付着防止に良い。ただし、細かい砂は付着しやすくなるので注意。樹脂表面等は簡易的な艶出しに効果があるが、持続しない。
- MOTUL 300V
言わずと知れた MOTUL の最高級化学合成油。MOTUL との出会いは XT250T に乗っていた時である。当時学生だったので時間はあるけど金は無い状態でオイル交換くらいは自分でやっていたし、いろいろなオイルと試していた。そんな時にバイク&バイクの名東店で当時の店長より、2100 を勧められた。MOTUL といえばヨシムラがレースで使うオイルという程度の認識しかなかった。リッター当たり2000円と安くはなかったが、これが入れてびっくり、何だか軽々とエンジンが吹け上がるような気がした。そんな感覚はすぐに慣れてしまったが、それ以来ずっと MOTUL を入れ続けた。API 規格で他メーカーが SG グレードであることを誇っていた時代に SE グレードでしかなかったが、この時規格なんて当てにならないと感じた。1台目の TT250R の頃には 3100 に代わったが単価は同じであった。日立にやってきた時には MOTUL を扱っている店が見つからず、同価格帯の国産のオイルを入れて満足していた。ある時 MOTUL を扱っている店(日立市内ではないが)を見つけて入れてみたら、あらびっくり。3速全開にした時の伸びが気持ち違うのである。ほんの気持ちなんだけど、初めてオイルの違いを感じたのであった。XT250T はオイル交換時に 1.3L しか使わなかったのに、TT250R になって更にオイル容量が減っているし、空冷単気筒のエンジンは熱的に苦しいはずだから、オイルの効果を体感できたのではと思う。
さて、1台目の TT250R が塩漬けになって、2台目の TT250R の初めてのオイル交換の時、ギャロップの店長から 300V を勧められた。これはリッター当たり3100円(2001年現在)という更に高価なオイルなのだが、TT250R はオイル交換時に 1L しか飲み込まないので躊躇なく入れてみた。もはや 3100 との違いは判らないのが正直なところである。SRX400 になって初めてのオイル交換の時にも入れてみた。ただ、こいつは 2.4L も飲み込んでくれるので交換サイクルをどうしようか、思案中である。ちなみにサービスマニュアルによると TT250R は 3000km 毎、SRX400 は 6000km 毎がメーカー推奨である。この違いは SRX400 がオイルクーラーを持ったドライサンプ方式であることと TT250R はオイル容量が少ないことによるのだろうか、と思っているが良くわからない。
- ケルヒャー K230 Plus & K3.70 Plus
共にドイツのケルヒャー社製家庭用高圧洗浄機である。TT250R や CRM80 の泥汚れを落とすために、日立市内のホームセンターにて 14,490円(2002年4月)で K230 Plus を購入した。K230 Plus のスペックは下表の通り小型軽量でありバイクの洗浄には最適と思う。これを約8年使い、不注意で落下させ破損したので代替機として、K3.70 Plus を日高産業株式会社より通販で2010年4月に購入した。K3.70 Plus のスペックも下表に示す。前者が入門機に対して、後者は中級機で大きさもさることながら、重量は倍以上ある。
機種 K230 Plus K3.70 Plus 消費電力 (kW) 1.25 1.35 吐出圧力 (MPa) 7 2~7.5 吐出水量 (L/hour) 280 350 本体サイズ 長さ x 幅 x 高さ (mm) 380 x 145 x 250 380 x 204 x 294 本体重量 (kg) 4.1 11 モーター ブラシモーター コンデンサモーター K230 Plus の付属品としてノズルが二種類、通常洗浄用の高圧ノズル(20°)と頑固な汚れ用のサイクロンジェットノズルが、洗浄剤を使用するための吸引ホースが同梱されている。ポンプの保護のために中性洗浄剤のみ使用するように取扱い説明書に書いてある。
高圧ホース、給水ホース等は説明書を見ながら組み立てる必要がある。説明書は勿論日本語で詳細な図が掲載されているので組み立ては容易である。トリガーガンにはシーソー式の安全ボタンがあってレバーをロックすることができるが、動きに節度がないのが残念である。スライド式の安全ボタンの方が扱い易いのではないかと思う。メインスイッチを入れると一旦ポンプが稼動するがすぐに停止したので初回使用時に戸惑った。ポンプが本体内の圧力スイッチによってトリガーボタンを放すと停止する仕組みになっているためである。作動音は比較的静かであるが、朝夕の使用は控えた方が良いだろう。使ってみると、少ない水量で充分バイクの汚れを落とすことができた。高温の水が吹き出すわけではないので油汚れには効果がないが、泥汚れは簡単に落ちるので、個人ユーザー(業務用に対して)には必要充分の性能と思う。ただし、高圧洗浄機はベアリングのシール類を傷め易いと言われているので使用には充分注意が必要だろう。
一方、K3.70 Plus の付属品はサイクロンジェットノズル、バリオスプレーランス、洗浄剤、給水ホースであった。トリガーガンは K230 Plus と付属のものと異なり、安全ボタンはスライド式で、高圧ホースの接続位置もトリガーの前方となる。作動音は、K230 Plus より静かな印象である。これはモーターの違いによるのであろうか。また、給水は自吸可能なのも特徴である。
[詳細]
- ヨシムラ ステンマジック
CAMELBAK ROGUE
(2001年)の夏があまりに暑いので、ツーリングに使用することにした。荷物を持ちたくないし、かといって林道巡りをしていると自動販売機も見つからないし、ウェストバッグの場合シッティングポジションではシートに当たって動きにくいし、これなら便利だろうと思い購入した。約 2L の容量を持ち、ファスナー付きの小物入れとメッシュのポケットがついている。これらの小物入れにはほとんと物が入らないが、無いよりはましだと思っている。構造も毎年少しずつ改良されているようである。まず、注入口はオメガポートと呼ばれる 8cm の大口径のものである。これは手も入る大きさなので、掃除も楽だし、ペットボトルから注入する際も簡単である。それから飲み口はビッグバイトバルブという名称で噛むと飲み口が開く仕掛けである。また、移動中に飲み口から漏れないようにコックもついている。ストラップは幅広のメッシュで、チェストハーネスもついているので水を入れた状態でも肩が痛いということはない。水筒というより水袋なので重量が分散するせいか重さを感じることもない。
さて、走行中に水分補給が可能なのが利点であるが、実際ツーリングで使用していても 1L 程度はすぐ消費してしまう。今までは一度に 350mL 缶を飲むのはちょっと多いと思っていたが、走行中少しずつ水分を補給した方が疲労も少ないようだ。中身は純粋な水ではなく、スポーツドリンクを入れているが、使用後の掃除に室温の水だけではきれいにならない。説明書を読むとソーダを使えとか書いてあるようだが、熱湯で洗ってから直射日光で乾かせば充分きれいになるようである。とにかく使用後はすぐに洗って乾すのが黴をはやさないこつである。オプションで清掃用のブラシと乾燥用のハンガーが用意されているが、今のところは無くても不自由はしていない。
CAP走行
これは用品というわけではなく、コンパスを使い方のメモである。CAP走行というからには本来走行しながら進行方向を決定するのであろうが、以下は立ち止まってポケットに入ったコンパスを取り出して使用する場合の説明である。
編者が使用しているのは学生時代に購入した SILVA の安価なコンパスである。右図のような形で、数字と方位の書かれたリングは中央の赤と黒の矢印と共に回転するようになっている。
- 用語
- 磁北
- 磁石の指す北のこと。
- 真北
- 地図上の北のこと。
- 偏差
- 真北に対する磁北のずれ。日本では西に数度。国土地理院の地形図には記載してある。
- コンパスを使って進行方向の方位を知る方法
進行方向にコンパスの長辺方向を向け、磁針の赤と矢印の赤が重なるようにリングを回転させると、コンパスの矢印の部分の数字が方位となる。
- 指示された方位の方向に進む方法 (CAP走行)
コンパスの矢印に進むべき方位の数字を合わせ、コンパスの矢印を身体の正面に向けたまま磁針の赤と矢印の赤が重なるように身体を回転させれば矢印の方向が進行方向である。例えば 240 の方向に進め、という指示ならば、右図のようにリングの 240 のメモリをコンパスの矢印に合わせれば良い。
- 地図を見て進行方向を決定する方法
地図上でコンパスの長辺を現在位置と目的地に合わせ、リングの矢印の赤を磁北に合わせる。真北でないことに注意。そしてコンパスの矢印を身体の正面に向けたまま磁針の赤と矢印の赤が重なるように身体を回転させれば良い。
- 用語