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CRM80

このページでは CRM80 に関して変更した部品等について記述する。


  1. ベーパーロック

    勿論、ベーパーロックとは部品のことではなくてブレーキが効かなくなるトラブルのことである。ある日のこと、いつものようにいつもの林道を走っていたところ、突然アクセルが戻らないような感じでコーナーをオーバーランしてしまった。あれ、おかしいな、と感じたのでアクセルを数回あおったり、戻してみたりしたのだが、ちゃんとアクセルワイヤーは動いているようだ。止まって確かめようとブレーキを踏むと、フットブレーキの手応え(足応え?)がない。ありゃ、ブレーキペダルを落としたかな、と思ったが、ちゃんと付いている。一旦停止して確かめたところ、ブレーキペダルはどこまでもストロークしてしまい、後輪にブレーキがかからなくなってしまった。ははぁ、これが有名なベーパーロックという奴か、と思ってそのままゆっくり山を降りることにした。山を降りて再びブレーキペダルを踏んでみると今度はちゃんとブレーキが効くようになった。冷えたから気体が再び液体にもどったのであろう。しかし、大事をとって一旦ギャロップに戻ることにした。

    店について改めてブレーキ周りを見直すと、既にブレーキパッドは鉄板寸前まで消耗していた。パッドが残りわずか→ブレーキの効きが悪い→過剰にブレーキを踏む→ブレーキが過熱→ブレーキフルードが沸騰、というようなことであろうか。ベーパーロックの恐ろしいところは、その直前までブレーキの効きは悪くない、ということである。突然ブレーキがすっこ抜けるので質が悪い。ただ、思い当たるふしとしては、随分前からディスクプレートが少し焼けたような色になっていたということはあった。普段から気を付けていれば充分防げた事故かも知れないと反省した。また、オフロードバイクの場合はありがちなのだが、リアブレーキペダルについ足がかかったままになっていることがある。意識してブレーキペダルから足を外すようにする必要があるだろう。以前に指摘されたことがあるから、気を付けていたつもりなのだが、そうではなかったらしい。

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