今までも日立ASTEMO株式会社が開催するのは変わりないが、2024年の名称に Astemo の文字列が入っている。2023年に展示していた国内各メーカー、Mercedes-Benz、Audi、BMW、ALFA ROMEO、PORSCHE、FIAT、Jeep、Renault、VW、MINI に加えて、Maserati、BYD も参加していた。場所は 2023年と同じ茨城県ひたちなか市の笠松運動公園内の駐車場である。前年は暑かったのに対し、今年は両日共天気は良いものの寒く、特に 2日目の昼頃には雪が舞ったそうで風が強かった。
入ってすぐの日産ブースでは HERITAGE CAR として 1969年式 KP510型ダットサンブルーバード 1600SSS クーペ、1969年式 PS30型 フェアレディ Z432、1982年式430型セドリック 4ドアハートドップ ターボ ブロアムの 3台が展示されていた。分類番号がブルーバードは 1桁、セドリックは 2桁だったので、発売当初からの登録車両だったのだろうか。ブルーバードの SSS、スーパースポーツセダンというグレードはこの型が始まりで、OHV直4から SOHC直4になり SUツインキャブレーターを装備した L16型エンジンは 100ps を発した。Z432 については 2023年の同イベントのページに記した。このセドリックは 5代目で日本初のエンジン集中電子制御システムとターボ搭載車のようだ。なお、予告では Be-1 が展示されるとのことだったが、代わりにセドリックが展示されていた。
輸入車のブースは会場奥になる。目を引いたのは同じ EVモデルの FIAT 500 の87kW に対して 114kW を発生するモーターを搭載した ABARTH 500e である。両車の違いに関しては 「アバルト 500e」がジャパンプレミア。フィアット 500eと比べながら“電動サソリ”の全貌をチェックした に詳しい。このカラーは ACID GREEN で LEDヘッドライトのボンネット側は FIAT 500 と異なり点灯しないが、この方が眠たそうで怖い顔に見える。正面にある ABARTH のエンブレムは通常のサソリに対して、サイドのエンブレムはイナズマを模したサソリになっている。全長とホイールベースは初代 DW型 DEMIO よりやや短いくらいだが車重は 1.4t 近い。
MAZDA のブースは 2023年と同じ日産の隣という恵まれた場所にあった。展示車両の奥では MAZDA SPIRIT RACING が GRAN TURISMO 7 上で RX-VISION(メモを取らなかったので、RX-VISION GT3 CONCEPT かも知れない) によるタイムアタックを開催していた。チャレンジ直前の説明によると市販されていないとのことだったので、非売品のイベント向けゲームかと思ったが、実物の無いゲーム内の車両という意味だったようだ。ゲームの音をスピーカーで流していたので、ロータリーの甲高い排気音が場内にずっと響いていた。編者は見ているだけにしようと思ったが、空いた頃にチャレンジした。サーキットは富士スピードウェイ、概ね2周程度で終了となる。ステアリングコントローラだけでなく、2ペダルに立派なシートまで装備され、ヘッドフォンで音を聞きながら操作する。肝心のタイムは 1日目はトップから 20秒落ち、2日目は 10秒落ち位だった。
CX-80 は 2024年10月10日に発売されたばかりの 3列シートのクロスオーバーSUV のいわゆるラージモデルで CX-60 をストレッチしたようなスタイルである。ホイールベースを 2,870mm から3,120mm に延長した分がそのまま全長の増加になっている。3.3L 直列 6気筒ディーゼルエンジンを搭載するのが特徴で、更に同じ 6気筒ディーゼルエンジンの 48Vマイルドハイブリッドモデルと 2.5L 直列 4気筒ガソリンエンジンの PHEVモデルもあり、いずれもトルコンレス 8速 AT を搭載している。写真は新色のメルティングカッパーメタリックで、奥にはアーティザンレッドプレミアムメタリック、ソウルレッドクリスタルメタリックの車両が見える。メルティングカッパーメタリックは「オートカラーアウォード2024」グランプリを受賞したそうである。全色展示ということで、マツダのブースの通路側は CX-80 が占拠していた。
MAZDA3 は国内で 2019年5月24日に発売された新世代商品の先駆けである。北関東マツダ日立店で色々な車種を試乗した内で、一番運転が楽しい車である。発売された直後には 3代目 AXELA の正常進化程度にしか感じなかったが、MAZDA2 を購入し i-DM にチャレンジするようになってから、車の色々な動きが一番優れていると感じるようになった。トーションビーム式のリアサスペンションは発売当初カタログスペック的にがっかりしたものの実際に運転してみると、とても動きが良い。発売されてから毎年商品改良を受けているので現行車種は発売当初のものと中身が異なるのかも知れない。向かって右隣に2023年も展示していたマツダグループチャレンジカップに参戦した ROADSTER 990S が見える。総合優勝とクラス 3位とのことだった。55 の数字の上にゼッケンが張られていたので、55 の数字はデザインなのだろう。奥側のビニール製の仕切りは商談スペースだった。
さて編者にとってこのイベントの楽しみの一つが写真撮影である。冬場で 15時を回ると日が傾き、光線が黄色味を帯びてきて写欲を掻き立てられる。MAZDA ブース最前列のメルティングカッパーメタリック、アーティザンレッドプレミアムメタリック、ソウルレッドクリスタルメタリックの CX-80 はいずれもなかなか面白い色合いを見せていたが、赤系統はありきたりなので、新色のメルティングカッパーメタリックにチャレンジしてみた。ただ車が並んでいるだけではつまらないが、北関東マツダの幟がアクセントになったと思う。ダッシュボードに「オートカラーアウォード2024」グランプリを受賞した件のボードが見える。
もう一つの楽しみが北関東マツダ日立店から別の店舗に移った方に会えることである。銀色の LANTIS 購入時に店長(その当時はマツダアンフィニ店だったと思う)だった方が編者のことをいつまでも覚えていてくれて有難かったが、昨年退職されたと聞いた。当日 10年ぶり位に会った方に声を掛けられたが、ちょっと白髪が増えていて(編者も人のことは言えないが)一瞬分からなかった。2.5ヶ月前に別店舗に移った方は多分黄色の AXELA から銀色の AXELA に乗り換えたことを知っている最後の営業なので、編者のことをずっと覚えていてくれると嬉しい。
イベント終了後、北関東マツダ日立店で夏タイヤから冬タイヤに履き替えて雪に備えた。
本ページの画像は全て PENTAX K-1 Ⅱ に HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR を装着し、35ミリフルサイズ M:22M(5760 × 3840)で撮影したものである。IrfanView を用いて 300 × 200 に縮小したものを表示し、クリックして大きなサイズで表示されるのは 2880 × 1920 に縮小したものである。