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甲子林道 2009/8/2(日)

Mapion Kashmir3D 矢祭のコンビニエンスストア Mapion Kashmir3D ゴーグルの水滴

6月から第一日曜日が定例化しているギャロップのオフロードツーリング。夏と言えば涼しい所ということで、2004年2008年に続いて甲子林道にアタックした。集合したのは4名。天気予報では雨が降る心配もあったが、当日朝は曇り、本山トンネルを超え、R349 を北上、R118 に入った所のコンビニエンスストアで休憩した。雨は降っていないのに、写真(撮影は雪割橋)のようにゴーグルの表面には水滴が付いていた。

Mapion Kashmir3D 雪割橋 Mapion Kashmir3D 西部林道との分岐

白河から R289 に入って高度を稼いだ。途中のコンビニエンスストアには、おそらく甲子林道を目指すであろうオフロードバイクの集団が居た。雪割橋を渡った所で休憩すると、写真奥に写っている先客3名が居た。バイクはそれらしかったが、17インチのオンロードタイヤを履いており、甲子林道は無理だろうと思った。

最初の区間は大したこと無いとは言え、それなりにガレていた。水溜りも所々にできていた。写真の西部林道との分岐で休憩していると、雪割橋で見たバイクが2台上がってきた。しばらくすると R289 で見かけた集団も上がってきた。良く見ると、セローでタンデムしている人キャストホイールの AX-1 で来ている人が居てびっくりした。2008年に甲子トンネルが開通したので、林道は閉鎖しているかと思われたが、ゲートは特に増えていないようだった。

Mapion Kashmir3D 斜面の崩落 Mapion Kashmir3D 甲子林道

今までの路面はお手並み拝見と言ったところで、これからが本格的な難所である。通称甲子林道と言っている林道のほとんどは鎌房林道であるが、このページでは通りの良い甲子林道と表記する。昨年来た時に比べて、草の生い茂りが増し、また少しずつ荒れが進んでいるように感じられた。やっかいなのはガレた石と段差であって、バイクが通るのに支障をきたすクレバスはさほどは無かった。

前年も撮影した斜面が崩れている場所は、左の写真のようにますますひどくなっていた。写真左側の大きな石の外側は深い谷底なので、転倒したら命は無く、慎重に通過した。すっきりしない天気ではあったが、場所によっては晴れ間ものぞき、暑いくらいだった。甲子峠に後少しという甲子林道終点の標識のある場所で休憩していると小雨がパラパラ降ってきたので、先へ進むことにした。

Mapion Kashmir3D 甲子峠

赤土の区間は勾配が緩いので気楽だが、やはり路肩の先は谷底なので油断は禁物である。ようやく甲子峠に到着すると先行するはずの3名が居ない。来た方向を振り返り、証拠写真を撮った。西郷村方向は写真のように怪しい雲行きなのが分かると思う。これからの下りのほとんどは舗装されているが、路肩にガードレールもなく谷底直行区間もあるので、やはり油断はできない。先行は少し下ったところで休んでいた。

当然のことながら、この林道は本来通行には許可が必要であるから、通行する者は自己責任の意味を良く考えて行動して欲しい。自称上級者であっても万が一の事を考えると単独行動は勧められないし、ましてや初心者が気楽に通過できるようなルートではない。

Mapion Kashmir3D 下郷のコンビニエンスストア Mapion Kashmir3D 奥西部林道出口

下郷側に降りて、R118 沿いのコンビニエンスストアで休憩した。あまりの暑さに編者はアイスクリームを食べた。100km 舗装路を走って 20km の未舗装路ではあまりに寂しいので、給油の後、ニ岐温泉奥の林道を走ることにした。

R118 を羽鳥湖へ向かう途中でニ岐温泉を目指した。温泉を過ぎると舗装が未舗装に変わり林道が始まった。道標をきちんと確認していないが、この林道は奥西部林道と言うらしい。この林道は甲子林道と比べると勾配は緩いし、路面の荒れも大したことはない。しかし、薄暗く、路面に水が流れていて、石を敷き詰めたような路面では良く滑った。写真は羽鳥湖のスキー場に向かう舗装路に出た所である。ここから西部林道を通って、雪割橋まで戻る予定だったが、S氏の転倒のアクシデントによりキャンセルし、日立へ戻ることにした。

Mapion Kashmir3D みそネギラーメン

天栄村の生産物直売所を通過して、白河方面へ下り、2007年に入ったやじろ兵衛で昼食にした。前回の失敗をふまえ、大盛りではないみそネギラーメンにして正解だった。野菜もたっぷり入っていてお腹一杯になった。

昼食後は、往きの逆走で日立に戻ることにした。店を出ると小雨が舞ってきたので、編者はレインウェアの上着だけを来た。そのせいか、雨脚が強くなることも無く日立に戻ることができた。