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ドライブレコーダー

このページでは編者が AXELA (BL) で使用していたドライブレコーダー、使用しているドライブレコーダーを紹介する。

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  1. DRY-R5

    編者がドライブレコーダーを初めて装着したのは初代 AXELA に乗っている 2010年だった。ユピテル製の DRY-R5 は、記録解像度が VGA (640×480) でフレームレートが 30fps という、記述している 2018年度現在では考えられないほどの低スペックで、しかも常時録画でもなく衝撃感知時前後20秒しか記録できないモデルだった。今のユピテルでもスタンダードな円筒形状だが、本体で動画を表示することもできなかった。しかしながらGPSアンテナを内蔵し、固定式オービスや取締エリア等に対し警告でき、独自センテンスを含む NMEAセンテンスを記録する面白い機能を持っていた。これを BL型の AXELA に乗り換えてもしばらく装着していた。

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  2. QD-301

    2014年に DRY-R5 の代わりに液晶王国の QD-301 をフロントガラスに装着した。記録解像度が FHD(1920×1080)であること、GPSアンテナを内蔵すること、常時録画できることを選択の基本とした。また、小型で目立たないこと、本体で動画を表示できることを考慮した。購入当時、既に記録解像度が FHD で常時録画できるのは一般的になっていたので、選択肢は多かった。GPSアンテナを内蔵することで、日時を自動設定できることを期待した。製造会社は不明だが、海外では mini0801 と呼ばれるモデルと思われる。GPSアンテナを内蔵している取付部と本体を分離できるが、接合部に若干ガタがあり、本体が斜めになってしまう。電源端子は miniUSB メス端子を用いており、同梱のシガーソケットアダプタのケーブルが太く取り回しが悪かったので、汎用の両端が USB A端子と miniUSB 端子のケーブルと 12V用の USB電源アダプタ(槌屋ヤック TP-178)を用いて電源供給した。動画の画質に派手さはなく、空が飛び過ぎたり暗い所がつぶれたりすることはなく、日中明るいところでは充分綺麗であるが、今となっては夜間は苦手な方に分類されると思う。RegistratorViewer というフリーの再生ソフトを用いると 1分単位の動画を任意の長さで結合できたり、GPS で記録した軌跡をファイルに書き出すことができる。GPSアンテナの感度は良好で、ウォームスタートでの衛星の掴みは速く、ロストしてからの再捕捉も迅速である。miniUSB 端子に PC を接続して USBマスストレージクラスとして認識できたり、RCA端子に動画を出力できたり、mini HDMI端子を装備していたり、モーションセンサーを装備していたり、結構多機能である。4年程使用してバックアップバッテリーがへたってしまったせいか、たまにデフォルトのタイムゾーンである +08 になってしまう事象や急にシャットダウンする事象が起きて、買い替えを検討した。

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  3. AW1

    一方、リアウインドーには COWON AW1 を装着した。2014年当時でも前後2カメラモデルは存在していたが、同時にトラブルで記録できない事態になるよりかは、別々の機種の方が安心と考えた。記録解像度が FHD で常時録画できる条件の他に、本体に液晶パネルが無く Wi-Fi でスマートフォンに接続し動画を閲覧できることが選択の理由だった。GPSアンテナは内蔵ではなく外付けなのが残念だが、感度はそんなに悪くはないし、何よりも本体のデザインが他には無い大変スマートなものであることが決め手となった。ボタンも一つしか無いけれども、各種設定もスマートフォンのアプリで行えるので問題は無い。スマートフォンのアプリも操作性は良いが、ストリーミングでの動画の再生はとぎれとぎれになって実用的ではなく、ダウンロードして再生するのが良い。動作状態を表示する LED は横にあり、ルームミラー越しに状況を把握できる。GPSアンテナ接続端子と映像出力端子は排他利用である。供給する電圧値によって駐車中か否かを判断する機能があり、駐車録画中でも加速度センサーかモーションセンサーによる記録ができる。駐車中を判断する電圧の閾値と駐車録画モードに切り替わってから終了するまでの時間を設定可能である。同梱のシガーソケットアダプタの代わりに純正常時電源ケーブルではなく、2ch で情報を得てユピテルのレーダー探知機用電源直結コード OP-4 で電源供給した。AW1 の常時電源ケーブルは 2線式で、プラス側は本来バッテリーに直結して使用するようになっている。先に書いたように、エンジンオン時とオフ時の供給電圧値の違いで駐車録画モードに切り替わるようになっているので、プラス側を ACC に接続しても、エンジンオンなら常時録画モードのままである。本体ファームウェアのアップデートも頻繁に実施され、これを記載している2018年現在最新のファームウェアは 2016年9月12日更新の V3.6.0 であり、2013年発売であることを考慮すると、いたずらに新機種を出さず改善で対処するメーカーの態度に好感を持つ。アップデートの内容も一度追加した出発アラーム機能を削除する等迷走している所もあるが、動作安定性改善を繰り返していたようだ。取付部と本体は分離できる。外側から見て取付部から本体を右側にスライドして取り出すことになる。レンズを車体中央部に持ってくるとハイマウントストップランプの真下になり、視界が悪くなるのでハイマウントストップランプの右側に装着した。取付部よりも右側即ち外側にレンズが位置することになるが、元々広角レンズなので視界に大きな影響は無い。動画の画質は素晴らしく、昼間は問題なく夜間の薄暗い場所でも何があるか分かるくらいに映る。2ch 発祥と思われる LogConverter_AW1_ver100 というツールを用いると GPX形式に書き出しが可能となる。、本体のボタンを 2回押すと本体の Wi-Fi をオンにでき、Wi-Fi 接続時には本体での録画は停止し、スマートフォンのアプリでライブビュー機能が利用できる。編者は経験したことはないが、高温保護機能を持ち、本体が高温になると自動で録画が停止し、温度が下がると自動で再開する。4年程使用して時刻がリセットされる事象が起きて、買い替えを検討した。検索すると、数年経ってバックアップバッテリーがへたって時刻がリセットされるケースが散見される。

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  4. F750

    2018年8月に QD-301AW1 の代わりに 2カメラモデルの THINKWARE F750 を装着した。前後2カメラ、記録解像度 FHD、Wi-Fi、GPSアンテナ装備を条件とした。車線逸脱警告システム、前方衝突警告システムという付加機能を装備するが、編者は全く興味が無い。バックアップバッテリーにリチウムイオン電池を搭載するものは爆発の危険が懸念され、スーパーキャパシタの搭載にシフトしつつあり、このモデルは後者を採用している。また、2016年頃から動画の高画質に加え、ダイナミックレンジを広げる HDR や WDR といった著しい輝度差を補正する技術の装備が盛んとなり、このモデルは WDR 搭載を謳っている。夜間に暗所を明るく撮影できる STARVIS 対応モデルも増えてきているが、このモデルは特にそのような撮像素子を搭載していない。いつの頃からか動画処理プロセッサ以外に、撮像素子の高機能化を競い合うドライブレコーダー市場になってきたようだ。動画を メモリカード以外に 512MB の内蔵メモリに同時に保存する DualSave 機能を持ち、メモリカードの不具合で動画が喪失することを防いでいる。UHS-Ⅰ クラスの 64GB までのメモリーカードに対応しており、編者の環境では Transcend 高耐久カード 64GB TS64GUSDXC10V は認識できず、Transcend の非高耐久カード 64GB TS64GUSDU1PE を用いている。本体とリアビューカメラの接続には、両端が microUSB端子の専用ケーブルを用いている。長さが 6.4mあるが、AXELA でもあまり余裕は無い。L字型の端子の方がケーブルが目立たず好ましいが、残念ながら通常の直線型の端子なので、変換名人製フル結線の USBMC-CA20LLF を用いて接続した。駐車録画モードを使用するためには専用の常時電源ケーブルが必要で、これはプラス側をバッテリーと ACC電源に接続する 3線式である。電源電圧の下限値とタイマーの設定によって駐車録画モードを終了できる。タイマー設定値の最短は 6時間で、車両のバッテリーに直結した場合バッテリーへの負担増加が懸念される。本体は板状の大きな筐体でガラス面に貼り付けた板状の取付部と分離することができる。見た目よりも軽く感じるので内部の部品の配置には余裕があると思われる。また、取付部と本体の間にも隙間があり、本体にも多くの孔が開けられているので、排熱に積極的な設計と感じられる。本体がガラス面に密着するので、思ったよりも視界の中で邪魔にならない。レンズ部だけを回転させて、撮影範囲を設定するようになっている。5つのボタンと動作状態を表示する4つの LED を装備する。本体とリアビューカメラの外側にそれぞれ LED が設置されており、走行中録画時に点滅させることができるが、日本国内でそれは道路交通法違反となるので注意したい。駐車録画モード時のみの点滅設定ができると便利だと思う。

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  5. HDR360G

    前後 2カメラ体制では側方という死角が存在する。左右をカバーするためには、更にそれぞれの方向を撮影するカメラを付ける方法も考えられるが、設置場所が無い問題と電源配線の煩雑さがあって現実的ではない。一つの解は 360度全周を撮影できるドライブレコーダーの採用である。2018年8月には、ユピテル Q-02cカーメイト d'Action 360COMTEC HDR360Gセイワ PDR600SVといった選択肢があった。まず Q-02c はこの中で一番記録解像度が高く(2560×1280)、垂直視野角360度、STARVIS 対応、HDR搭載とスペックは現状で最高だが、独自フォーマットの専用SDメモリーカードを要求され、動画の閲覧には PC用の専用ビュアーが必要という運用上問題が多く、何よりも 6万円超えという高価なモデルということで選択肢から外れた。次に d'Action 360 の場合、駐車録画モードでは記録解像度が 2880×2880 ではあるが、走行時には 1440×1440 となり、垂直視野角194度、WDR搭載というスペックで、スマートフォンと PC用の専用ビュアーが用意されている。走行時の記録解像度と垂直視野角の狭さ、4万円超えということで、これも選択肢から外れた。セイワ PDR600SV は記録解像度 1440×1440、垂直視野角 220度というスペックで、本体だけで球面モードやマルチウィンドウモードで閲覧できるのは魅力的だが、そのために 4.5インチの液晶パネルを装備し設置場所に苦労しそうだったので選択肢から外れた。編者が購入した HDR360G は記録解像度 1856×1856、垂直視野角240度で WDR搭載というスペックである。また、駐車録画モードではフレームレートが 5fps となり、長時間記録に対応している点が珍しい。2.4インチの液晶パネルを装備し本体だけで各種設定を行うには便利だが、円周魚眼レンズで撮影された動画の確認には無理がある。その補完のために RCA端子に動画を出力する機能を持つ。汎用の動画ビュアーで動画ファイルを閲覧すると円形映像が見えるだけなので拡大再生機能が必須となる。パノラマ状に映像を補正するためには PC用の専用ビュアーが必要なのが残念である。補正された映像を閲覧できるスマートフォン用のアプリがあればよりいっそう便利と思う。class10推奨で 32GB までのメモリーカードに対応しており、編者の環境では F750 で認識できなかった Transcend 高耐久カード 64GB TS64GUSDXC10V が動作している。駐車録画モードを使用するためには専用の常時電源ケーブル HDROP-14 が必要で、これはプラス側をバッテリーと ACC電源に接続する 3線式である。取付けはフロントガラスかリアウインドーかという選択肢がある。円周魚眼レンズのため、装着した側の映像は比較的大きく写るが反対側は小さく写ることになる。側方についてはその中間の大きさとなるが、走行時に肉眼で把握しにくい後側の側方を重視して、リアウインドーに装着した。AXELA の場合 Cピラーが大きくその範囲が写らないのは不利だが、どちらにしろ詳細な記録は FHD である F750 に任せ、HDR360G には状況把握の記録を分担させることにした。現状ではこれ一つで大丈夫という解は存在せず、360度カメラはあくまでもサブの位置付けとすべきだろう。GPSアンテナを内蔵しており、リアウインドーの高い位置に設置しているためかホットスタートでも衛星の掴みは悪く、感度は低い印象である。4つのボタンと動作状態を表示する1つの LED を装備する。

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  6. UPS300

    UPS300 とはベセトジャパンの販売するドライブレコーダー用バックアップ電源である。これを記載している 2018年9月現在では駐車録画機能の搭載されたドライブレコーダーが多く販売されている。駐車時の電源として車両のバッテリーを利用すると、バッテリーの負担が増えてバッテリー上がりの心配がある。これらのドライブレコーダーが一定時間で録画を停止する機能やバッテリー電圧の下限値を設定し下限値以下になった場合に録画を停止する機能を持っていても、万が一を考えると導入に躊躇する。そこで車両のバッテリーとは別にドライブレコーダー専用のバッテリーを搭載することを誰でも考えるのだが、これを簡単に実現するのがこの製品である。

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