はじめに
参照したページにあるようにgigoさんが開発した GPS TRACK LOGGER for WonderWitch (以下 logger) はソースが公開されているので、多くの人々が画面のカスタマイズ等を行っている。編者自身は正に logger としての機能しか使っていないので、今まで自分用に手を入れる必要を全く感じていなかった。logger には Waypoint を使用した Route を設定することができて、これは Garmin にも備わった機能であるが、次のような利点がある。
これらを考えて、以下のような機能を持った画面を作成する事にした。
- 現在進行方向と次の Waypoint の方向を示すコンパス画面装備。
- 現在読み込んでいる wwpファイル名、各Waypointの名称、Goto/Route の表示。
- 次の Waypoint までの距離と到着予定所用時間の表示。
参照したページ
コンパイルする環境、プログラムについて
- gigoさんのページ
- GPSと電子工作の掲示板
- GPS TRACK LOGGER for WonderWitch
- 電子工作40の手習い
- DMCでloggerシリーズをコンパイルできる環境を作ろう!!
- loggerを実際にコンパイルする!!
- サラリーマン・OLの空の飛びかた
- garlog改造への道
- Itoh's HomePage(低山歩き)
- garlog の改造
活用法、画面関係
- 霊石山フライトエリア
- GPS TRACK LOGGER for WonderWitch (logger) について
- いっくしょんさんのページ
- WonderSwanでトラックログ
- AreaYamazaki
- WonderSwan FlightNavigator
- らんな~さんのページ
- loggerの改造
パラグライダー競技用
- ゆか&ちゃっぴーのページ
- Sky Competition for WW
- gigoさんのページ
必要なもの
- WonderWitch + DigitalMarsC++ + libraries for 16 bit DOS
- exe2fbin or/and シュリンク版sdsww.lib (Ver.0.26β4より)
- stflog を使用できる環境(参照 garlog改造への道 3、garlog改造への道 9)
改造
- 2004/06/15版
Ver.0.26β4 を元に修正。内容はソース修正部分参照。
- 画面左上に進行方向をコンパスで表示、コンパス中央に次の Waypoint への方向を矢印で表示。コンパスの左上の数字は進行方向から Waypoint への方向との角度差。
- コンパスの下に次の Waypoint への到着推定時間と距離の表示。到着推定時間は現在の速度の Waypoint への方向成分を元に計算。
- 画面右側上部に現在読み込んでいる wwpファイルの各 Waypoint の名称、方向、距離を表示。Route の場合の Start と End をそれぞれ下矢印と上矢印で表示。次の Waypoint は右矢印で表示。
- その下側に現在読み込んでいる wwpファイル名と ROM/RAM の別と、Point/Route/None の別の表示。
- 画面右側下部に高度、速度、測位モード、現在時刻、進行方向と Waypoint方向の方位を表示。
- 2004/06/15版
注意
- ハイパーターミナルと自作ケーブルとの組み合わせでは、STF形式ファイルの送信でエラーが発生したが、WonderWicht付属のケーブルを用いるとエラーはなくなった。
- ハイパーターミナルの設定で[ファイル][プロパティ][設定][ASCII設定][ASCIIの送信]の設定は以下のようで上手くファイルの送信が出来ている。
- 行末に改行文字を付ける
- ローカルエコー
- ディレイ(行) 750ミリ秒
- ディレイ(文字) 0ミリ秒
- シュリンク版sdsww.lib を用いる場合には、makelogger.dmc の不必要な部分をコメントアウトする。