本イベントは日立グループの中でも車関係の部品を供給する日立ASTEMO株式会社が開催するもので、そのためか入口入ってすぐは日産の展示場所になっている。国内各メーカー以外にも、Mercedes-Benz、Audi、BMW、ALFA ROMEO、PORSCHE、FIAT、Jeep、Renault、VW、MINI の車両展示もある。場所は茨城県ひたちなか市の笠松運動公園内の駐車場である。2023年の夏は全国的にも世界的にも猛暑だったが、この日は若干暑さは和らいだように思う。とは言っても日差しは相当なもので会場のあちこちにミスト噴霧器が設置されているのが有難かった。
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かつて存在したF2 小湊のムーンウォッチャーの斜度 35度を凌ぐ 45度登坂を三菱デリカD:5で体験するイベントである。傍から見ていると簡単そうだが、この壁を目の前にして素人はアクセルを踏めるのだろうか。実際に搭乗するとどんな景色が見えるのか。一気に登るのではなく、45度手前のやや緩い斜度に一旦停止してからじわじわと登っていった。
Fairlady というと編者は S130型のイメージが強く、S30型はほとんど記憶にない。これは S30型の中でもスカイライン 2000GT-R (KPGC10型)に搭載された 4バルブ、3キャブレータ、2カムシャフトの S20型エンジンを搭載した Z432 と呼ばれるモデルである。このイベントで初めて見たかと思っていたが、調べてみるとかつてヒストリーガレージと日本自動車博物館(リンク先に車両の写真は無い)でオレンジ色の車両を見ていた。ヒストリーガレージは面白い場所だったが、2021年に閉鎖され残念である。この車両は茨城日産が所有するものらしい。後ろの青い車両は現行の RZ34型である。
HINO TEAM SUGAWARA が2019年に開催されたダカールラリーに参戦した際使用したレーシングトラック、日野レンジャーである。運転席以外は幌になっていて、車両後ろから覗くと巨大なスペアタイヤとラジエータが見えた。子供向けに車両との写真撮影と運転席に座れるサービスをしていた。今回は見送ったが、過去の同イベントで子供に混じって運転席に座ったことを思い出す。ミスト噴霧器によって車両全体がミストに覆われているように見える。
2023年9月に開催される MAZDA FAN FESTA 2023 at FUJI SPEEDWAY の耐久レースに参戦する北関東マツダの ROADSTER 990S である。初期の NA型が 1.6L のエンジンを搭載し、車両重量が 1000kg 以下だったのに、NB型、NC型になるにつれエンジンが 1.8L、2.0L と拡大し、車両重量が増えていった。現行の ND型では 1.5L のエンジンとし、更にボディの軽量化を目指したものとなっている。この車両は更に軽量化し、ブレーキの強化、サスペンションのセッティング変更や特別仕様を装備した 990S である。ルマンで活躍した 787B と同じゼッケン 55 が貼ってあるが、マツダのイベントでこのゼッケンを確保するのは大変だったのではないだろうか。奥に電動ハードトップの RF が見える。
以上はイベント用の展示車両で以下の写真は販売用の展示車両となる。これは MX-30 と MAZDA6 WAGON である。MX-30 は最近のマツダ車のイメージカラーであるソウルレッドクリスタルメタリックで、17時過ぎのやや傾いてきた夕日に映えている。MAZDA6 の向こうには MAZDA3 のセダンが展示してあり、これら 3台が並んだ様子に写欲を掻き立てられたが、撮影した写真を見比べた結果、この2台が並んだ写真がバランスが良いと思った。
手前からプラチナクォーツメタリックの CX-3、エアログレーメタリック、プラチナククォーツメタリック、エアストリームブルーメタリックの MAZDA2 である。2日の夕方にこれら 4台が並んで夕日がボンネットに反射している様子が面白いと思ったが、狙い通りの写真を撮れなかったので翌 3日に再びチャレンジした。上の濃い色の 2台と比べると、これら 4台は淡い色なので露出の決定に悩んだ。撮像素子の場合、リバーサルフィルムの場合よりもややアンダー気味の露出の方が微妙な色の変化を表現できると思う。
本ページの画像は全て PENTAX K-1 Ⅱ に HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR を装着し、35ミリフルサイズ M:22M(5760 × 3840)で撮影したものである。IrfanView を用いて 300 × 200 に縮小したものを表示し、クリックして大きなサイズで表示されるのは 2880 × 1920 に縮小したものである。