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SV650S(BY132, K8)

このページでは SV650S(BY132, K8) に関する情報について記述する。


  1. Haynes Service and Repair Manual

    Haynes Service and Repair Manual

    DT125R(4DJB) のページで述べたように Haynes社 とは外国車の整備解説書で有名で、1999年から2008年までの SV650S を解説してある本書を購入した。SV650S に関しては他にも、2002年までのモデルと2005年までのモデルの解説書がある。洋書であるので DT125R の場合と同様に購入には、AMAZON を利用した。

    内容についても DT125R(4DJB) のページで述べたことと同じような構成であるが、最初に SUZUKI のバイクの歴史や SV650(S) のモデル変遷について簡単に触れてあるのが面白い。また DT125R とは異なり、ハードカバーでカラーページもある。巻末には整備や工具、油脂類に関する一般的な解説も掲載されている。

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  2. Hamicad Radiator & Oil Cooler Grill Set

    Hamicad Radiator & Oil Cooler Grill Set

    Monster S4 と同様にラジエータの保護のために Hamicad社製のガードを装着した。英語圏ではグリルと呼ぶようだ。これは 1.2mm厚のステンレス製で、レーザー加工で孔が開けられている。写真では判り難いが、オイルクーラーのガードには SV のロゴがあしらわれている。

    販売元のページの注文フォームでクレジットカードの情報を入力して購入した。エアメールで全世界に発送し、一週間程度で届くと書いてあったが、実際にその程度の期間で届いたのでびっくりした。小包だが郵便受けに無造作に突っ込んであった。封書と同様の扱いなのだろうか。

    装着は同梱されていた説明書の指示に従えば、簡単だった。ラジエータの場合、両サイドのガードを取り外してから装着するだけである。元々オイルクーラーにはガードが装備されているが、説明書にはその上に重ねて装着するように指示されている。また、オイルクーラーのガードを固定しているビスを外すのにビットとクランプを用いるように書いてあるが、K8 の場合にはドライバーで用が足りた。年式によってはエキゾーストパイプの取り回しが異なるためと思われる。

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  3. Pyramid Plastics HUGGER & EXTENDA FENDA

    Pyramid Plastics HUGGER Pyramid Plastics HUGGER

    Monster S4 は標準で CFRP製のリアインナーフェンダーが装備され具合が良かったので、SV650S にも汚れ防止のために Pyramid Plastics製のインナーフェンダーを購入した。英語圏では HUGGER と表記されている。購入したのは FRP製で、艶あり黒の塗装仕上げがしてある。

    前側はスイングアーム下までリンクを覆うだけの長さがある。左側は標準装備のチェーンカバーを取り外し、そのステー2箇所で同梱の皿頭ボルトと樹脂製ワッシャで固定する。右側は写真のように同梱されているスイングアームを挟み込むステーを取り付け、それに皿頭ボルト2本と樹脂製ワッシャで固定する。この写真では1本のボルトがブレーキホースの陰に隠れて見えない。マフラーに当たってドライバーが使えないので、このボルトを回すのにビットレンチを用いた。タイヤとのクリアランスが大変少ないため、このステーをできるだけ前方で高めに設置する必要があり、高さの調整にゴム板をはさんだ。このステーのためにブレーキホースのガイドを取り外すよう取り付け説明書に指示されている。

    スイングアームが黒色なのに、このステーが銀色塗装で目立つので、CFRP柄のシートを貼った。レーシングスタンドを用いて後輪を持ち上げると、タイヤとのクリアランスの確認が簡単である。

    Pyramid Plastics EXTENDA FENDA

    また、SV650S はフロントフェンダーが短く、エンジン前方からエキゾーストパイプにかけて汚れる懸念があるので、Pyramid Plastics製の延長フェンダーを購入した。これは黒色の ABS樹脂製で、両面テープで標準装備のフェンダーに貼り付け、更に同梱のタッピングビス4本で固定するようになっている。タッピングビスは尖っていて危険なので、M3 x 10mm のトラスネジに交換し、裏側をナットで固定した。

    どちらの部品も購入は、日本国内で各種バイク用品の輸入販売を行っている COORIDE を利用した。残念ながら業販していないので、ギャロップを通して通販で手に入れた。フロント延長フェンダーは部品番号 05020 で '03-08年式対応である。リアインナーフェンダー は部品番号 07032B の '05-06年式用を取り付けた。ABS無しの '08年式のスイングアームは '05-06年式のスイングアームと部品番号は共通なので、部品番号 070340B の '07-08年式用は ABSモデル用だと思われる。

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  4. TANAX シートカウルバッグ

    TANAX シートカウルバッグ

    SV650S のタンデムシート下の収納スペースは狭く、せめてレインウェア程度は積載できるような容量の小さいシートバッグを探し、タナックス製のシートカウルバッグを購入した。これは容量が 7リットルで、写真のように、タンデムシートの上にぴったり載る程度の大きさしかない。購入したのは型番 MFK-109 の合皮ブラックのものである。バイクへの固定はシート固定ベルトをタンデムシートに取り付けて行うようになっているが、適切な位置にベルトが取り付けられないので、ナイロンベルトを前側はフレームに固定し、後ろ側はグラブバーの車体取り付け部にタイラップとマジックテープで固定して取り付けている。バックルは NIFCO製の TSR20 であるので、犬用品販売のアデルから通販で購入した。なお、ショックコードで固定できるように Dリングも付いている。同梱のセフティベルトはグラブバーに通している。レインカバーも同梱されているので、不意の雨にも安心である。

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  5. Powerbronze Bellypan

    Powerbronze Bellypan

    Bellypan とはアンダーカウルのことである。SV650S と同時期に発売された SV1000S にはアンダーカウルが標準装備されていたが、SV650S はオプション扱いである。ハーフカウルが結構な大きさなので、アンダーカウルを装着するとエンジン下部のボリュームが増し、見た目のバランスが良いと考えた。海外の様々な部品メーカー(BarracudaermaxPuigPyramid PlasticsSkidmarxTCP等)で製造、販売されているが、どれも入手に難があり、編者は検討の結果、Powerbronze社製のものを Superbike Store から通販で購入した。Shipping のページを読むと、USPS を使ってほぼ全世界に発送すると書いてある。支払いは PayPal を使ってクレジットカードで行った。

    Glossy Black のカラーリングでは面白くないし、タンクと同色に自家塗装しては汚れも目立つだろうし、ということで編者は Carbon Look のものを注文した。これは CFRP柄のシートを貼った ABS樹脂製で、ER-6n Miraclepod のページの ER-6n リアインナーフェンダーの中身 にもあるように安っぽい作りである。何の文字も無いのも寂しいので、スズキのエンブレムを貼ってみた。また、エキゾーストパイプが近くを通るカウル内側には、C.F.POSH製のアルミガラステープを貼った。

    この写真では見難いが、フロントシリンダー真下の開口部のある部品(部品表では GRILL)とそれ以外(部品表では COWLING)の2つの部品から成っている。開口部には同時に注文した Gold の Mesh Grill Kit を同梱の両面テープを使って貼り付けた。2つの部品は3つのナイロン製のボルトとナットで結合される。両サイドにも開口部があり、オイルクーラーのホース取付部がはみ出すことになる。同梱されているステー4つをクランクケースカバーを固定するボルトに共締めし、そのステーにアンダーカウルをボルトで固定する。ステーは亜鉛めっき仕上げなので、Pyramid Plastics HUGGER のステーと同様に CFRP柄のシートを貼った。アンダーカウルにグロメットとスペーサーをはめ、ボルトでステーに仮止めし、位置を微調整してからステーを固定するボルトを本締めすれば良い。ただし、右後のステーはアンダーカウルを取り付けると、固定するボルトを回す事ができないので、予め車体中心軸に対して垂直になるように本締めしておいた。

    注文から荷物が手元に届くまでを以下に記す。同時に注文した Mesh Grill Kit が欠品だが、翌週に入荷する旨のメールが注文直後に届いた。しばらく音沙汰無く不安だったが、20日弱経ってから USPS より Priority Mail International で出荷したから、Track and Confirm のページで Label Number を使って状態を確認できる旨のメールが届いた。これにより、受付、海外を出発、日本に到着、関税に到着、関税を通過、などの状態を確認することができた。日本国内に荷物が入れば、日本郵便の配達状況のページから同じ Label Number を使って、状態を確認することができる。国際小包一般で配達され、東京国際支店から編者の住む日立市の支店に届くまで1日しか掛からなかった。

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  6. Powerbronze Rear Tire Hugger

    Powerbronze Rear Tire Hugger Powerbronze Rear Tire Hugger

    Pyramid Plastics製のインナーフェンダーには、タイヤとのクリアランスが大変少ないという問題があった。ミシュランの Pilot Road2 に履き替えてから連続走行が続くとタイヤの発熱による膨張のせいかタイヤと接触するようになり、2009年9月のツーリングでとうとう穴が開いてしまった。替わりを探して、アンダーカウルと同じ Powerbronze社製のものを Superbike Store から通販で購入した。在庫があったので、注文から日立市までの到着時間が短かった以外は、注文から納品までの流れは同じであった。

    ABS樹脂製で FRP製のPyramid Plastics製のインナーフェンダーに較べると随分軽く感じる。前側はスイングアームより上までしか長さが無い。取り付けはアンダーカウルと同様に同梱のグロメットとスペーサーをインナーフェンダーにはめ、左側は標準装備のチェーンカバーを取り外し、そのステー2箇所で、右側はブレーキホースのガイドの固定ボルトを利用して固定する付属のステーの2箇所でボルトで止めるようになっている。右側のステーは前後に調整幅があり、タイヤとのクリアランスが適当な所で固定した。写真では判り難いが、ブレーキホースと接触してタイヤとのクリアランスが調整しにくかったので、ブレーキホースと干渉する部分を切り取った。

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