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このページでは編者が乗っていた車、乗っている車を紹介する。


  1. LANTIS (1995/5~2003/11)

    LANTIS

    MAZDAが1993年に発売した車 LANTIS 4doorCOUPE。同時に 4doorSEDAN も発売された。詳細についてはTHEIS Lantischeが読み応えがある。

    写真撮影の趣味もあって荷物を載せることが多いため、使い勝手を考えると5ドアハッチバック、それなりに足周りも良くて、スタイリッシュで、と考えていくとこの車に行きついた。今でこそ5ドアハッチバックは車種も増えたが、当時はほとんど見当たらなかった。おそらくMAZDAがこの車を 4doorCOUPE と呼んだのも5ドアに対するマイナスイメージを嫌ったのではないかと想像される。TOYOTAやNISSANがクラッシャブルボディの広告をするずっと前からLANTISでは衝突試験の映像を見せられるほどの、またジャッキアップしてもドアの開閉が可能なボディを装備していた。カタログの冒頭には「ボディ性能」と書くほど徹底した設計がなされたようだ。その分車体重量は1.2トンとなりお世辞にも軽量とは言えないと思う。

    搭載エンジンは2LのV6と1.8Lの直4であったが、編者は後者を選択した。パワーは要らないので複雑な構造のエンジンよりもよりシンプルなものが好ましいと思ったからである。シンプルと言えば足周りは4輪ともストラットであり、流行のマルチリンクのような複雑なものではない。しかし、リアはMAZDAお得意のSSサスペンションという、長い2本のラテラルリンクを持つもので、キャンバーの変化が少ない、ストロークを長く取れる等の利点があるとカタログには載っている。内装もシンプルで奇をてらったものではない。プラスチック然としていて安っぽいとの声を聞いたこともあるが、編者はそんなに気にならない。シートは出来が良く、長時間運転しても身体が、特に腰が痛くなったことはない。唯一気に入らない点は後席にきちんとしたヘッドレストがないことで、後に発売されたDEMIOが装備しているのがちょっと悔しい。スタイリッシュな見かけとは裏腹に室内は想像以上に広く、後席の頭上の空間が少々狭く感じられる程度である。

    引き締まった足周りは特に長距離を走るときに快適である。路面の凹凸を正直に伝えてくるが不快感はない。ギャップを越える際もショックを感じた後はすぐに揺れは収まる。更にMAZDASPEED製のスプリングとダンパーに交換したのでロールも抑えられたように感じる。

    [詳細]

    2003/11/30AXELA (BK) に乗り換えた。

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  2. AXELA (BK) (2003/11~2010/9)

    AXELA (BK)

    MAZDAが2003年に発売した車 AXELA Sport。同時に発売された 4door SEDAN は単に AXELA という名称である。

    LANTIS の走行距離が 9万km を超えたあたりからボディーの軋み音が発生するようになって次に乗る車を考え始めた。条件は LANTIS と同じで、5ドアハッチバック、それなりの足周り、スタイリッシュな外観であった。LANTIS 発売当初に比べると国内各メーカーは5ドアハッチバックをラインナップに加えていたが、足周り重視なら MAZDA か、と思っていた。MAZDA の5ドアハッチバックなら昔から FAMILIA が有名で、LANTIS の足周りを流用した FAMILIA S-WAGON にも心惹かれるものがあった。街中を走る機会の多い編者はボディーも排気量も小さくして、DEMIO にするというのも実用的と感じていた。ATENZA が発売された時にはそのスタイリッシュな外観にぐらぐら来たが、大きなボディーサイズに気分が萎えた。まあ、どれにしても LANTIS から乗り換えるほどの決定打を持っていなかった。

    そんな頃、FAMILIA の後継と言われる車が発表された。それが AXELA だった。MAZDA では正式に FAMILIA の後継と発表しているわけではないが、FAMILIA という名称はなくなるということ、また、ヨーロッパ市場で FAMILIA に相当するポジションを担うものだそうで、ユーザーとしては FAMILIA の後継と判断せざるを得ない。ヨーロッパ市場で、いわゆる Cセグメントと呼ばれるサイズに相当するらしいのだが、それが故に全幅が増し、日本では3ナンバーとして登録されることになる。日本での発売前から MAZDA の WWWページで AXELA の詳細を見る事ができたが、3ナンバーである事に抵抗があった。ただ、そのかたまり感に満ちたスタイルにわくわくした。とにかく日本での発売まで待つ事にした。

    抜け出せ!群れを。Next Sports Compact


    全長全幅全高ホイールベーストレッド車重
    AXELA Sport4405174514652640153015151260
    LANTIS4245169513552605146514651180
    ATENZA Sport4670178014452675155015501360
    DEMIO3925168015302490147514501100

    ・単位について長さは mm、重量は kg
    ・AXELA Sport は 20C、電子制御4速オートマチック(アクティブマチック)のデータ
    ・LANTIS は Type-G、電子制御4速オートマチックのデータ
    ・ATENZA Sport は 20C、電子制御4速オートマチックのデータ
    ・DEMIO は DY系 SPORT、電子制御4速オートマチック(アクティブマチック)のデータ

    上の表を見て分かるように AXELA は LANTIS を一回り大きくしたようなサイズである。ただし、全高は 100mm 以上大きくなって、むしろ ATENZA よりも高いのが意外である。あんなに大きく感じた ATENZA も AXELA よりわずかに全長、全幅が増した程度だが、車重は 100kg ほどの差がある。DEMIO はそれらに比べると随分小さいことが分かる。

    [詳細]

    2003/11/30LANTIS から乗り換えた。

    2010/09/04AXELA (BL) に乗り換えた。

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  3. AXELA (BL)  (2010/9~2022/10)

    AXELA (BL)

    2009年にフルモデルチェンジして2代目となった AXELA Sport。発売された頃から気になっていて、乗り換えるならこれだろうと思っていた。LANTIS と較べると初代 AXELA はボディが頑丈で、ちっともへばる気配も無かった。バイクと較べても仕方ないが、CRM802台目の TT250RTT-R125LWMonster S4のどれも壊れるまで乗った、機械を壊れるまで使うのが信条の編者としては、まだまだ動く車を買い換えることには抵抗があった。しかしながら、走行距離が 9万km 近くになった頃、行き付けのディーラーの営業の熱心な勧めで乗り換えることにした。

    発売された頃から何度も試乗して、足周りが熟成されているのを感じていた。動力性能よりも運動性能を重視する編者にとって、これは好ましい進化と思った。初代の売りである優れたボディ剛性も更に鍛え上げられている。二代目の売りは i-stop というマツダ独自のアイドリングストップ機構である。製造過程、エンジンの耐久性等を考慮した場合、果たしてアイドリングストップが本当に二酸化炭素削減に効果があるのか疑問に思っているが、直噴エンジンの利点を生かした再始動機構は、使用上の違和感も無く素晴らしい出来である。再始動時にはスタータモーターを補助的に用いるので、そのためにサブバッテリーが搭載()されている。停車即エンジン停止ではなく、複数の条件を満たさないとエンジン停止しないような工夫が秀逸である。

    外観は初代の特徴を受け継いでおり、リアビュー、サイドビューに面影が残る。笑った顔のように見えるフロントビューは、この後に発売された3代目プレマシーに受け継がれている。下の表に示すように、初代より全長はやや長くなったが、全高、ホイールベースは変わっていない。装備の違いがあるにしろ、その割りに重量が随分増加したのが残念である。

    エコ・スポーツ


    全長全幅全高ホイールベーストレッド車重
    AXELA Sport
    (2003)
    4405174514652640153015151260
    AXELA Sport
    (2010)
    4490175514652640153515201340

    ・単位について長さは mm、重量は kg
    ・AXELA Sport (2003)は 20C、電子制御4速オートマチック(アクティブマチック)のデータ
    ・AXELA Sport (2010)は 20S、電子制御5速オートマチック(アクティブマチック)のデータ

    [詳細]

    2010/09/04AXELA (BK) から乗り換えた。

    2022/10/07MAZDA2 (DJ) に乗り換えた。

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  4. MAZDA2 (DJ)  (2022/10~)

    MAZDA 2

    2代目 AXELA に4年程乗って走行距離が 10万km を超えたが、乗り換える気にならなかった。当時 3代目AXELA(BM) が発売されており、外観は好みだったが全幅が 1795mm に拡がったのが気に入らなかった。かといって 4代目DEMIO(DJ) は決め手に欠けた。そうこうしている間に 8年目に走行距離が 20万km を超えて乗り換えを考え出した。LANTIS のようにボディーが軋むこともなかったが、定期点検時にエンジンオイルの減りを指摘された。足周りは交換で済むが、エンジンのトラブルは費用も手間も掛かるので大事になる前に買い替えることにした。

    2019年に AXELA がモデルチェンジして、国内販売車もグローバルモデルネームの MAZDA3 となった。コンパクトカーに分類されるも、全幅とホイールベースの長さで候補から外れた。AEXLA歴代のリアサスペンションはマルチリンク式だったが、トーションビーム式に変更になったのは残念だった。マツダの車でこれより小さい DEMIO の 4代目 DJ が 2014年に発売され、2019年にはマイナーチェンジして国内販売車もグローバルモデルネームの MAZDA2 となった。ハンドリングは 3代目 DE まで軽快さに特徴があったが、4代目 DJ は安定感がある落ち着いたものと感じ、好ましく思っていた。特にディーゼルエンジン搭載車はフロントヘビーなためか、その傾向が強いと思う。またディーゼルエンジンは高回転まで回らない代わりに低回転での太いトルクに特徴があり、長距離を一定のペースで走り続けるのが得意である。長距離移動の好きな編者は以前よりディーゼルエンジン搭載車に乗りたいと思っていた。2012年からマツダはクリーンディーゼルエンジンに力を入れていたが、煤が溜まってエンジントラブルを起こす事例がある時期多発してリコールするに至った。これは設計上の問題と言うよりも使い方で解決できる問題と判断し、購入を決意した。


    全長全幅全高ホイールベーストレッド車重
    AXELA Sport
    (BK 2003)
    4405174514652640153015151260
    AXELA Sport
    (BL 2010)
    4490175514652640153515201340
    AXELA Sport
    (BM 2013)
    4460179514702700155515601310
    MAZDA3 FASTBACK
    (BP 2022)
    4460179514402725157015801380
    DEMIO
    (DW 1996)
    380016701535239014201400990
    DEMIO
    (DY 2002)
    3925168015302490147514501100
    DEMIO
    (DE 2007)
    3895169514752490146514551020
    MAZDA2 15S
    (DJ 2022)
    4065169515252570149514801090
    MAZDA2 XD
    (DJ 2022)
    4065169515252570149514801150

    ・単位について長さは mm、重量は kg、MAZDA2 XD はディーゼル、その他はガソリン、いずれも2WD(FF)
    ・AXELA Sport (BK 2003)は 20C、電子制御4速オートマチック(アクティブマチック)のデータ
    ・AXELA Sport (BL 2010)は 20S、電子制御5速オートマチック(アクティブマチック)のデータ
    ・AXELA Sport (BM 2013)は 20S、電子制御6速オートマチック(スカイアクティブ・ドライブ)のデータ
    ・MAZDA3 FASTBACK (BP 2022)は 20S Proactive、電子制御6速オートマチック(スカイアクティブ・ドライブ)のデータ
    ・DEMIO (DW 1996)は GL-X、電子制御4速オートマチックのデータ
    ・DEMIO (DY 2002)は SPORT、電子制御4速オートマチック(アクティブマチック)のデータ
    ・DEMIO (DE 2007)は SPORT、電子制御7速オートマチック(CVT)のデータ
    ・MAZDA2 15S (DJ 2022)は Proactive S Package、電子制御6速オートマチック(スカイアクティブ・ドライブ)のデータ
    ・MAZDA2 XD (DJ 2022)は Proactive S Package、電子制御6速オートマチック(スカイアクティブ・ドライブ)のデータ

    [詳細]

    2022/10/07AXELA (BL) から乗り換えた。

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